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2021.01.12

学び舎TNERvol.1【ブランディングと権利】後篇

働いてみると出てくる疑問。それは業種や職種によって違うもの。
自分の疑問を解決してくれるのは同じシェアオフィスにいる仲間たち。いろんな業種の人が集まるシェアオフィスだからこそ生まれたこの企画。
昨年11/11に行われた「学び舎TNER」第一回目、インスタグラムライブの内容をお伝えします。第一回目はブランドデザイナーやファシリテーター、企画運営やMC業など多岐にわたり活躍されているFOLK GLOCAL WORKSの奥口文結さんと、弁護士/弁理士として活躍されている梅森嘉匡さんをゲストにお招きし、トークセッションをお送りしました。

お二人は共にTHE6/TNERの入居者。
デザインを考える上で”著作権”や”権利”について、弁理士さんにお話を聞きたい奥口さんと、デザイナーさんや作り手の著作や権利を守る仕事の中で、どんな思いでロゴやデザインを考えているかを聞きたい梅森さんお二人によるお互いの質問内容はコチラ↓(※前篇の記事はこちらから)


梅森さん→奥口さん
—–Q.2  奥口さんのホームページで、”NEW FOLK”というキーワードを拝見したのですが、どんな思いから名前をつけたんですか?

A.まず、”FOLK”という言葉ですが、英語で”人・みんな・民族・民衆”という意味を持ちます。古くから日本では地域の人々によって伝統的な活動、色んなモノが生まれていますよね。その”FOLK”に対して、自分がこれからつくっていくモノが色んな人の手を経て受け継がれ、大事にされていくようなものをつくっていきたいという想いを込めて、そこに”NEW”という言葉を付け足しました。

ブランドって、1年経ったらブランドになるかと言ったらそうではなくて、長い年月を経てやっとブランドになっていくと思うんです。一朝一夕でできるものではないと思っているし、せっかくつくるのであれば、時間を経て、人の手を経て、色んな人たちにゆっくり大事に永く愛されながら使って欲しいという気持ちが込められています。私の仕事では、商品のいいと思うところを整理して世の中に伝えていくことが大切だと考えているので、多くの人が”わかりやすく、親しみやすいモノ”を考えるように心懸けています。

奥口さん→梅森さん
—–Q.2  さっきの話(前篇)の続きから、、”著作権”という言葉はよく耳にするのですが、分からない人に対して梅森さんなら著作権という言葉についてどう説明されますか?

A.表現を保護する法律です。
それに対して、アイディアを保護する法律が【特許】です。著作権は色んな”表現”を保護する法律なので、例えば小説で自分の考えを表現する、踊りで表現する、歌で表現するなど、それぞれに著作権が発生します。ですので、割とありとあらゆるものに発生するんですよね。クリエイターの方々はいつも著作権というものを意識していいんじゃないかと思っています。
ただ、基本的には自由に表現していいんですが、例えば漫画を考えたときに「二等身のロボットがポケットから色んなものを出してきて、、、」というアイディアがあったとする。きっと皆さんはすでに想像するものが出てきますよね?
 でもこれはアイディアなので著作権的には模倣してもある意味OK。頭の中で自由に空想を膨らませるぶんにはいくらでも模倣しても大丈夫なんです。自分の頭の中から世の中に放ってしまうとそれは表現になるんですね。
一方でアイディアを保護する法律も別にあるのでそれぞれで考えていただければと思います。


この日は終始和やかな雰囲気の中で学びながら楽しくライブ配信を行いました。
奥口さん、梅森さん、ありがとうございました!
ライブの様子はTNERInstagramから全編版をご覧いただけます。
こちらもぜひご覧ください!
次回の【学び舎TNER】は内容が決まり次第SNSで発信していきます。
ぜひお楽しみに!

#仙台 #シェアオフィス #コワーキングスペース

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